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■ チンキングについて ■
2005/1 OPEN

ダブテールやP&Pのログとログの間を埋める『チンキング』という作業について、
読者の方から質問があったので、簡単に説明させていただきます。

  チンキングとは
2007/7/17 追加 チンキングの準備
  チンキング作業
  裏話

 

チンキングとは

 機密性を保つ為にログとログの隙間を詰めるチンキングは、その昔、土や木の皮、セメントなどが使われていましたが、現在はチンク材(コーキング材と似たようなゴム質で、砂が混じっている。収縮性があり、乾くとセメントのように見える。)を使います。色は、ログ壁のステインに合わせて何色か選べます。チンキングは、私達の担当ではなく、専門の職人さん(最近この地域で私達が建てるログハウスは、少し粋なおばさん)が作業をしています。(男性より女性の方が、比較的上手。)

チンキングの準備

 まず最初に、ログとログの間に発砲スチロールを詰めます。これは詰める前の状態。

 まず、家の外側から、板になった発砲スチロールを隙間に合ったサイズに加工し詰めます。写真は、その作業が完了した様子。この後、室内側からログ間の隙間と、コーナーポストとログの間にスプレーフォームを注入し、室内側からも外側と同じように、発砲スチロールを詰めます。

 あらかじめ、板になった発砲スチロールの側面をV型に切っておきます。それを、隙間の幅にあわせてカッターナイフでカットし、大型のホッチキスでログに固定します。

 外側発砲スチロール加工完了後、室内側から見た様子。

 室内側の作業は、電気工事士の配線工事後に、外側の発砲スチロールに届くまでの量のスプレーフォームを注入、その後発砲スチロールを詰めます。チンク材によるチンキング作業は、それからになります。

チンキング作業

 チンキング準備の発砲スチロールとスプレーフォームの作業が完了してから、チンク材を微量の水をスプレーしながら、ヘラで1cmぐらいの厚さに塗ります。下の写真は発砲スチロールとフォームの作業が完了後チンク材を塗り仕上がった様子です。

 上の写真の拡大です。チンク材はログの表面から2cmぐらい内側に、ログ側にはみ出ないように塗ります。もしはみ出たら、乾く前に塗れた布で拭き取るときれいに仕上がります。(一般的なチンキング)収縮性のある素材なので、作業時は通常のコーキング材のゴムのような感じですが、乾くと砂が浮き上がってきて自然な感じの表面になります。
 色は何色かあるので、ログ壁のステイン(塗料)との兼合いを見て、オーナーの好みで選びます。ログを濃い目のステインにして、チンク材とのコントラストを楽しむ人が多いように思います。

裏話

 基本的に、私がチンキング作業をする事はないのですが、この会社で働き始めた頃すぐ、近所で建てたP&Pのチンキング作業の仕事があり、師匠ジョニーにノウハウを教えてもらったのは良かった。ジョニーは繊細で、とにかく細かい所にもうるさかった。(笑)でも、彼のおかげで、今も難なくこなせます。
 20リットルぐらいの缶にはいったチンク材を「チンクバッグ」という、ホイップを絞る時に使うようなバッグに入れます。それをギャップにチューブして、ヘラで表面をならして、はみ出た分はヘラで取ります。そのヘラについた拭きとったチンク材を布で拭き、ヘラに水スプレーをして、細かい砂を流します。常にヘラをきれいにキープしておく事が、きれいなチンキングのポイントなのですが、水スプレーを面倒がってしない人のチンキング作業がどうなるかといえば!!!
 ヘラにチンク材がまとわりつき、それをゴシゴシ布で拭いても取れない⇒うまくいかないから自分の手にもチンク材がつく⇒焦ってその布で手を拭いて、更に手にチンク材がつく⇒布がチンク材でギトギトになってしまい、パンツの太ももの部分でヘラを拭くようになる⇒シャツにもそのチンク材がつく⇒ラダーにもチンク材がついてログ壁を汚す。という素晴らしい構図が出来あがる訳です。
 きれいに仕上げるポイントは「きれい好き」。布は多めに用意。ヘラで拭き取ったチンク材は、布で拭き取るか、遠くに飛ばす。(人がいない事を確認しましょう。)いらない木の板になすりつけたり、これからチンクするギャップにつめるのも方法だ。

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